知って得する外壁塗装・屋根工事の豆知識

2024.10.28

価格だけで決めないで!メーカーで異なる塗料の品質

塗料は、メーカーにより含有成分の量や質に違いがあります。

1.耐久性

 各メーカーは、独自の技術を持っており、同じ素材に対しても耐久性に差が出ることがあります。たとえば、あるメーカーの塗料は紫外線に強い設計がされている一方で、別のメーカーの塗料は防水性に優れているなど、気候条件や外的要因に対する耐性が異なる場合があります。

2.耐候性(紫外線・雨風への強さ)

各メーカーの塗料には、紫外線や雨風に対する強さを強化するために使用される成分が異なる場合があります。そのため、同じ素材に塗装した場合でも、耐候性に違いが生じることがあります。寒冷地や海の近い等の条件がある場合、特定の気候に強い塗料を選ぶことが重要です。

3.仕上がりの美しさ(光沢感や質感の違い )

メーカーによって、塗料の光沢感や仕上がりの質感が異なる場合があります。あるメーカーの塗料は、より艶やかな仕上がりを提供する一方で、別のメーカーはマットな質感を強調した仕上がりになることがあります。色の発色や耐色性も異なることがあり、長期間にわたり美しい外観を保つかどうかに影響します。

4.価格

塗料メーカーによって、同じ性能を持つ塗料でも価格が異なることがあります。一流と言われるメーカーの塗料は高品質であるがゆえに高価です。含有量の違いがそのまま価格に出ることもあります。安いことでコストパフォーマンスに優れた選択肢となることもありますが、長い期間に渡り家を守る外壁塗装、しっかりしたメーカーのものを選びたいものです。

5.環境配慮

一部の塗料メーカーは、環境に配慮した製品を提供しています。低VOCや無溶剤塗料を提供しているメーカーもあり、環境や健康への影響を抑えたい場合には、こうした点も考慮する必要があります。

6.メンテナンス性

 汚れにくさやクリーニングのしやすさにも差があります。たとえば、親水性塗料や撥水性塗料を採用しているメーカーの製品は、雨で汚れが自然に落ちやすい特徴を持っていることがあります。汚れがつきにくい塗料は、長期間にわたりメンテナンスが楽になります。

同じ外壁塗料素材でも、選ぶ塗料メーカーによって仕上がりや性能に違いが出るため、最適な塗料を選ぶことが重要です。

なぜ同じシリコン塗料やフッ素塗料で価格が違うのか?

それは、シリコンもフッ素も樹脂を配合する量(塗料の中に入れる樹脂の量)に規制が無い事です。シリコン塗料は2008年樹脂含有量は規定なし。フッ素塗料は樹脂含有量規格では2008年4月までは15%以上含有が必要でしたが2014年4月に規定が無くなりました。

例えば、塗料の中に樹脂を1%入れても20%入れてもシリコン塗料やフッ素塗料として販売されます。あまり多く樹脂を多く入れてもゲル化して使えなくなりますが、少な過ぎると同じシリコンやフッ素塗料でも耐久性に差が多く出ます。

この様な事が塗料にはあって、塗装工事費用にも価格差があるのです。

横浜金子塗装の使用塗料

横浜金子塗装は、関西ペイントをメインに大手メーカーの塗料を用いてご提案、施工を行っています。

 関西ペイントは、日本のトップメーカーで、歴史と実績があり、住宅やビルの外壁塗装に幅広く使われています。高い防汚性や耐候性が評価されています。長寿命の塗料を多く提供しており、コストパフォーマンスに優れています。また、塗膜が強く、汚れがつきにくい特徴があります。

リフォームサミット専用の塗料(横浜金子塗装事務所)

関西ペイントの塗料でもリフォームサミット認定店でのみ使用できる塗料があります。もちろん横浜金子塗装は認定店です。この塗料を用いるには、職人の技術力も問われますので、塗料の品質を生み出す施工ができる証でもあります。そうした提案を続けて施工しているうちにお客様から高いご評価をいただき、紹介による受注も増え続けて、気がついたら関西ペイントリフォームサミット認定店専用塗料採用で関東1位を連続5年頂戴しております。
格安のメーカー塗料で工事価格を抑えることは可能ですが、横浜金子塗装は創業当初より格安パック等を行わず、家という大切な財産をお守りするのに工事時だけ価格の満足より、真にお客様の信頼を得るために信頼のおける塗料メーカーでご提案しています。


横浜金子塗装が関西ペイントをメインに用いるのには、理由があります。併せてお読みいただけると幸いです。

金子塗装からお客様へ https://kanekotosou.com/blog/2024/09/89090/

2024.10.11

屋根の遮熱塗料で快適な室内環境を!

遮熱塗料の効果

屋根の遮熱塗料は、屋根に塗布することで太陽光の熱を反射し、屋根の温度上昇を抑え建物内の温度上昇を抑える効果があります。以下に主な効果をまとめます。

ただし、遮熱効果は屋根材の色や地域の気候条件、建物の断熱性能などに影響されますので、最適な塗料の選定が重要です。また、遮熱塗料の効果を最大限に発揮するためには、適切な施工が必要です。

01室温の低下

遮熱塗料は太陽光の反射率が高く、屋根に直接当たる熱を反射します。その結果、屋根からの熱が室内に伝わりにくくなり、室内温度の上昇を抑えることができます。夏場の室内温度が数度下がることも期待できます。

02エネルギーコストの削減

室内温度が低下することで、エアコンなどの冷房設備の使用頻度や稼働時間が減少し、電気代の節約が可能です。

03屋根材の保護

遮熱塗料を塗布することで、屋根材が直射日光や高温にさらされることが少なくなり、劣化が遅くなります。これにより、屋根の寿命が延びる効果もあります。

04環境への配慮

遮熱塗料を塗布することで、屋根材が直射日光や高温にさらされることが少なくなり、劣化が遅くなります。これにより、屋根の寿命が延びる効果もあります。

05結露防止効果

遮熱塗料を塗ることで屋根材の温度変化が緩やかになるため、結露の発生が抑えられ、内部の湿気トラブルを防ぐ効果もあります。

遮熱塗料と断熱塗料

遮熱塗料と断熱塗料は、どちらも建物の温度調整を助けるために使われますが、その仕組みや効果は異なります。以下に両者の違いを説明します。

遮熱塗料

太陽光を反射する成分が含まれており、これによって屋根や外壁が吸収する熱量を減少させます。主に夏場に効果を発揮し、建物内部の温度上昇を抑えることができます。

【主な目的】
太陽光(特に赤外線)を反射し、建物の外部からの熱の侵入を防ぐこと。

【効果】
室内温度の低下、冷房コストの削減、屋根材の劣化防止。

遮熱塗料 解説

断熱塗料

塗膜自体に断熱性能を持たせており、外部からの熱が内部に伝わるのを防ぐとともに、内部の暖気や冷気が外に逃げるのを防ぎます。内部空間を保温する役割が強いため、夏だけでなく冬場にも効果があります。

【主な目的】 熱の伝導を抑え、建物内部の温度変化を防ぐこと。

【効果】 冬の保温、夏の遮熱、冷暖房効率の向上。

断熱塗料 解説

まとめますと 遮熱塗料は、主に夏場の熱の侵入を防ぐために使用。外部の太陽熱を反射して建物内部の温度上昇を抑えます。断熱塗料は、 外部と内部の熱の移動を防ぐため、季節を問わず使用可能です。建物内部の温度を一定に保つため、冷暖房効率が向上します。

どちらを選ぶべきかは、地域の気候、建物の使用目的、季節ごとの温度調整の必要性などによって異なります。

色による効果の違い

遮熱塗料の効果は、塗料の色によって大きく変わります。色が太陽光の反射率に大きく関わるため、遮熱効果にも影響します。以下に色ごとの遮熱効果の違いを説明します。

明るい色(白・淡色系)

特徴: 明るい色は太陽光をよく反射します。特に白やアイボリー、ライトグレーなどの淡色系は、最も反射率が高く、遮熱効果が高いです。
遮熱効果: 高い。特に太陽光を直接受ける屋根や外壁において、室内温度を下げる効果が顕著に現れます。
メリット: 最も効果的な熱反射が期待でき、冷房コストの削減に貢献します。
デメリット: 汚れが目立ちやすい。

遮熱塗料 明るい色

中間色(青、緑、ベージュなど)

特徴: 中間色は明るい色に比べて反射率はやや低いですが、それでも十分な遮熱効果が得られます。例えば薄い青や薄い緑は、ある程度の反射率を持っています。
遮熱効果: 明るい色よりは劣りますが、それでも効果は比較的高めです。
メリット: 遮熱効果と美観のバランスが取れる。
デメリット: 明るい色に比べて、わずかに遮熱効果が劣る。

遮熱塗料 中間色

暗い色(黒、濃い赤、濃い茶色など)

特徴: 黒や濃い赤、濃い茶色などの暗色系は太陽光を吸収しやすいため、反射率が低く、遮熱効果が低下します。これらの色は熱を吸収しやすく、塗布面が熱くなりやすいです。
遮熱効果: 低い。外気温に影響されやすく、室内温度の上昇を抑える効果は少ないです。
メリット: 高級感やシックな外観を作り出す。
デメリット: 熱を吸収しやすく、遮熱効果が低い。また、塗布面が高温になるため、屋根材や外壁材の劣化が早まる可能性があります。

遮熱塗料 暗い色

遮熱効果を最大限にしたい場合: 白や淡色系を選ぶのが最適です。
美観も重視したい場合: 中間色や、やや明るめの色がおすすめです。遮熱効果をある程度維持しつつ、デザイン性も高められます。
デザイン優先でシックな外観にしたい場合: 暗い色も選べますが、遮熱効果は低下するため、その分冷房コストが増える可能性があります。
明るい色ほど遮熱効果が高く、暗い色ほど効果が低くなるという原則があるので、目的に応じて色を選ぶことが大切です。

効果を発揮する屋根形状や素材

遮熱塗料が特に効果を発揮する屋根の特徴や条件について説明します。屋根の材質や構造、設置環境によって遮熱塗料の効果が変わるため、以下のポイントを考慮することが重要です。

金属屋根

金属屋根

効果が大きい理由

金属は熱伝導率が高いため、太陽光を直接受けるとすぐに熱くなり、建物内に熱が伝わりやすい素材です。遮熱塗料を塗布することで、太陽光の反射率を高め、内部への熱伝導を大幅に抑えることができます。

<例>トタン、ガルバリウム鋼板などの金属屋根

スレート屋根

スレート屋根(コンクリートやセメント瓦)

効果が期待できる理由

スレートやセメント瓦は金属ほど熱伝導率は高くないものの、太陽光を吸収しやすく、時間が経つと蓄熱してしまう性質があります。遮熱塗料を塗ることで、熱を吸収しにくくし、室内の温度上昇を抑えます。

<例> コロニアル(薄型スレート)やセメント瓦

陸屋根

陸屋根(平らな屋根)

効果が大きい理由

陸屋根は傾斜が少なく、太陽光を直接受ける面積が大きいため、熱が溜まりやすい構造です。遮熱塗料を塗ることで、この広い面積での熱吸収を防ぎ、建物全体の温度上昇を効果的に抑えることができます。
陸屋根の場合、遮熱塗料の他に遮熱シートや断熱材を併用するとさらに効果が高まります。
※陸屋根(ろくやね)とは、屋根の形状のひとつで、傾斜がほとんどない平面状の屋根を指します。平屋根とも呼ばれ、ビルやマンションなどの高層建築物に多く見られます。

瓦屋根

瓦屋根はもともと空気の層ができやすく、断熱効果が期待できるため、金属屋根やスレート屋根に比べて遮熱塗料の効果は限定的です。ただし、瓦の色によっては太陽光を吸収しやすいものがあるため、遮熱塗料を使うことで多少の効果を得られる場合があります。

断熱材がない、もしくは薄い屋根

断熱材がない、または薄い屋根は、外部からの熱が内部に伝わりやすく、夏場は特に室内が暑くなりがちです。遮熱塗料を塗ることで、断熱効果を補完し、屋根からの熱侵入を防ぐことができます。

直射日光を多く受ける屋根

南向きや西向きの屋根の方角の屋根は、日中の強い日差しを長時間受けるため、遮熱塗料を塗ることで、室内への熱の侵入を大幅に抑えることができます。

劣化が進んでいる屋根

リフォーム時期に合わせて**: 屋根材が劣化し、遮熱性能が落ちている場合、遮熱塗料を使用することで、屋根材の表面を保護しながら温度上昇を防ぐ効果が期待できます。リフォームや再塗装のタイミングで遮熱塗料を選ぶとよいでしょう。


まとめ
遮熱塗料が特に効果的な屋根の条件は、金属屋根やスレート屋根、直射日光を多く受ける南向き・西向きの屋根、断熱材が薄い屋根などです。特に金属屋根では、遮熱効果が大きく、建物内の温度を下げることが可能です。

屋根の素材や構造によって遮熱効果が異なるため、建物に最適な遮熱塗料を選ぶことが大切です。

横浜金子塗装の遮熱塗料

横浜金子塗装では、屋根断熱塗料は主に以下の塗料を使用しています。

RSルーフ2液Si 関西ペイント
アレスダイナミックルーフ遮熱 関西ペイント
RSルーフ2液F 関西ペイント
ダイヤスーパーセランマイルドIR ダイフレックス
キ・ル・コ遮断熱 シンマテリアルワン

最適な塗料選びは、ぜひ横浜金子塗装にご相談ください。

以下に横浜金子塗装で施工数が多いRSルーフ2液Si(関西ペイント)の色見本と色によるCOOLレベルを記載します。
色選びにぜひ、役立ててください。

RSルーフ2液の色見本とCOOLレベル

COOLレベル(日射反射率)
レベル1…40~50% レベル2…50~60% レベル3…60~70% レベル4…70~80%

ジェットブラック

ジェット
ブラックレベル1

コーヒーブラウン

コーヒー
ブラウンレベル1

ネオブラック

ネオ
ブラック レベル1

カーボングレー

カーボン
グレーレベル1

チャコールブルー

チャコール
ブルーレベル1

ナスコン

ナスコン

レベル1

チョコレート

チョコレート

レベル2

セピアブラウン

セピア
ブラウンレベル2

アイビーグリーン

アイビー
グリーンレベル2

ロイヤルレッド

ローヤルレッド

レベル2

グレー

グレー

レベル3

アンティークブラウン

アンティーク
ブラウンレベル3

アイバーブラウン

アンバー
ブラウン
レベル3

カルムブラウン

カルム
ブラウン
レベル3

シティグレー

シティ
グレー
レベル4

ベージュ

ベージュ

レベル4

サンドベージュ

サンド
ベージュレベル4

シルバーホワイト

シルバー
ホワイト
レベル4

2024.08.12

外壁サイディングボードにおけるシーリング

シーリングは、建物の防水性や耐久性を確保するために重要な役割を果たします。シーリング材は、継ぎ目や端部に充填され、水の侵入を防ぐとともに、外部からの湿気や風の影響を最小限に抑えるために使用されます。

以下に、シーリングについての基本的な情報を紹介します

シーリングって?

シーリングは、建物の防水性や耐久性を確保するために重要な役割を果たします。シーリング材は、継ぎ目や端部に充填され、水の侵入を防ぐとともに、外部からの湿気や風の影響を最小限に抑えるために使用されます。

以下に、シーリングについての基本的な情報を紹介します

シーリングの役割

1.防水性の確保
雨水や湿気が建物内部に侵入するのを防ぎます。
2.断熱効果
シーリングによって隙間が埋まるため、外気が直接内部に入り込むのを防ぎます。
3.美観の維持
シーリングは外観を整え、見た目の美しさを保つ役割も果たします。

シーリング材の種類

1.シリコン系シーリング材
耐久性と耐候性に優れ、長寿命です。柔軟性があり、温度変化に強いです。
2.ウレタン系シーリング材
強度が高く、接着力が優れていますが、紫外線に弱く、定期的なメンテナンスが必要です。
3.アクリル系シーリング材
価格が比較的安価であり、作業性が良いですが、耐久性はシリコン系やウレタン系に劣ります。

外壁塗装の塗料は、耐久年数が長くなってきていますが、シーリング剤の耐久性も伴わなければ意味がありません。横浜金子塗装では、特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することにより、これまでにない耐久性、耐候性を実現した「超寿命シーリング材」のオートンイクシードを使用しております。シーリング材の耐久年数はおよそ10年と言われていますが、オートンイクシードは、30年の耐久年数をうたっています。長期に渡り大切な建物を雨水の侵入から守ります。

シーリングの「先打ち」と「後打ち」

シーリングの「先打ち」と「後打ち」は、シーリング作業の手順における二つの異なるアプローチを指します。どちらの方法を選ぶかは、施工条件や目的によって異なります。

先打ち

先打ちとは、塗装を行う前にシーリングを行う方法です。
【メリット】
1.防水性の向上
シーリング材がしっかりと隙間に充填されるため、防水性が高まります。
2.仕上がりの美しさ
シーリング部分が仕上げ材で隠れるため、外観が美しく保たれます。
【デメリット】
1.シーリング材の選択
先打ちの場合、シーリング材が見えない部分に使用されるため、耐久性や接着力のある材料を選ぶ必要があります。

後打ち

塗装の後後にシーリングを行う方法です。
【メリット】
1.仕上げ材の動きに対応
 仕上げ材が取り付けられた後にシーリングを行うため、仕上げ材の動きに柔軟に対応できます。つまりひび割れを起こす心配がありません。
2.メンテナンスのしやすさ
シーリング材が表面に露出しているため、劣化した場合の補修が容易です。
【デメリット】
1.紫外線に対する塗膜の保護がないため紫外線による劣化がしやすい。
2.シーリング材が外観に露出するため、仕上がりの美しさに影響を与えることがあります。

どちらを選ぶべきか

建物の種類や用途、施工条件に応じて最適な方法を選択することが重要です。

※横浜金子塗装の場合、契約時にお客様に先打ち・後打ちのメリットデメリットのご説明をして選んで頂いております。

ただし、クリヤー塗装の場合は後打ちのみとなります。

費用は、先打ちでも後打ちでも同額です。

シーリングの劣化

ひび割れ

写真のように目地のシーリングに細かいひび割れが入っている状態です。自信などの揺れや経年劣化により起こると言われtます。

破断

シーリングのひび割れの状態が続き悪化することで、シーリングが途中で切れてしまう症状です。経年劣化によるものや、新築であればプライマー不足の可能性があり、放置するとシーリング自体が剥げてしまう可能性があります。

肉やせ

シーリング材に含まれる成分が溶け出し劣化する症状です。シーリングに隙間ができ、雨漏りの原因になります。新築の場いいはシーリング材の充填不足の可能性もあり早期の対応が必要になります。

シーリング工程

横浜金子塗装が施工に使用しているオートンイクシードとは?

外壁塗装の塗料は、耐久年数が長くなってきていますが、シーリング剤の耐久性も伴わなければ意味がありません。横浜金子塗装では、特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することにより、これまでにない耐久性、耐候性を実現した「超寿命シーリング材」のオートンイクシードを使用しております。シーリング材の耐久年数はおよそ10年と言われていますが、オートンイクシードは、30年の耐久年数をうたっています。長期に渡り大切な建物を雨水の侵入から守ります。

塗料の進化により、耐久年数も上がっています。シーリング剤も上質なものを使用することが大切です。
横浜金子塗装での施工であれば、耐久でも安心です。

2024.07.13

外壁塗装の3回塗りって? 

外壁塗装の3回塗りとは、建物の外壁を塗装する際に、塗料を3層にわたって塗布することを指します。

このプロセスは、耐久性や美観を保つために非常に重要です。具体的には以下の3つの工程に分かれます:

STEP01

下塗り(プライマー)

目的: 下地を整え、上塗り塗料の密着性を高める。

外壁の素材(コンクリート、モルタル、サイディングなど)に合わせた下塗り材(プライマーやシーラー)を使用します。これにより、上塗りが剥がれにくくなります。

STEP02

中塗り

目的: 塗膜の厚みを確保し、耐久性を向上させる。

下塗りの上に中塗り塗料を塗ります。中塗りは上塗りと同じ塗料を使用することが多いですが、場合によっては異なる塗料を使用することもあります。中塗りの役割は、塗膜を厚くして耐久性を高めることです。

STEP03

上塗り

目的: 美観を整え、最終的な保護層を形成する。

中塗りの上に上塗り塗料を塗ります。上塗りは最も外側にくるため、色や仕上がりの見た目が重要です。また、紫外線や雨風から外壁を保護する役割も果たします。

3回塗りの利点として、塗膜の厚みが均一になり、長持ちしやすくなることが挙げられます。適切に塗り重ねることで、塗料の機能を最大限に発揮させることができ、外壁の劣化を防ぎ、建物の美観を長く保つことができます。

横浜金子塗装では、3回塗りで施工をしております。

2回塗りの工程(参考までに)

1. 下塗り(プライマー)

2. 上塗り  

外壁塗装の2回塗りの場合は、塗装の工程数や塗膜の仕上がり、耐久性などに影響します。具体的な違いは、中塗りが無い事です。つまり、メンテナンスの頻度が多くなる場合があります。

3回塗りと2回塗りとの比較

塗膜の厚みと耐久性
塗膜の厚みと耐久性 3回塗り 中塗りを追加することで、塗膜が厚くなり、耐久性が向上します。塗料が厚く均一に塗られるため、ひび割れや剥がれが生じにくく、長期間にわたって保護効果を発揮します
2回塗り 中塗りがないため、塗膜が薄くなる傾向があります。そのため、耐久性がやや劣ることがあり、外的要因(紫外線、雨風)による劣化が早く進む可能性があります。
仕上がり 3回塗り 塗膜が厚く均一に仕上がるため、美観が良くなります。また、色ムラが少なく、仕上がりが綺麗になります。
2回塗り 塗膜が薄いため、色ムラが生じやすく、仕上がりが劣る場合があります。特に明るい色や濃い色の場合、2回塗りでは色が均一に出ないことがあります。
コスト 3回塗り 材料費や作業時間が増えるため、コストが高くなります。ただし、長期的なメンテナンス費用を考慮すると、結果的にコストパフォーマンスが良くなることがあります。
2回塗り 材料費や作業時間が少ないため、初期費用が低く抑えられますが、メンテナンス頻度が高くなる可能性があり、長期的なコストが増える場合もあります。
適用場面 3回塗り 長期間の耐久性が求められる建物や、美観を重視する場合に適しています。また、厳しい気候条件にさらされる建物にも推奨されます。
2回塗り 短期的にコストを抑えたい場合や、比較的劣化の少ない場所に適しています。

結論

3回塗りは、耐久性と美観を重視し、長期間にわたって外壁を保護したい場合に最適です。一方、2回塗りは初期費用を抑えたい場合や、短期間の使用を想定している場合に適しています。どちらを選ぶかは、建物の使用状況や予算、期待する耐久年数などに応じて決定することが重要です。

2回塗りが適している場合

例外として、2回塗りが適用している場合もあります。以下に2回塗りが一般的に使用される場合の一例を挙げます。

  1. サイディングボード(特に新築時)
    新築のサイディングボードは工場で塗装されており、現場では補完的な塗装が行われます。この場合、2回塗りでも十分な耐久性と美観を維持できる場合があります。
  2. モルタル外壁(下地の状態が良好な場合)
    モルタル外壁でも、下地が非常に良好な状態であれば、2回塗りで済むことがあります。
  3. ALCパネル
    ALCパネル(軽量気泡コンクリートパネル)も、下地処理が適切に行われている場合、2回塗りが選ばれることがあります。
  4. クリヤ―塗装
    下塗りと上塗りの2回塗装でクリヤ―塗料を使用し、外壁の味を出す工法を使用します。

基本的に横浜金子塗装は、3回塗りでご提案しています。
クリア塗装のように2回塗りが適している場合もありますので、お気軽にご相談ください。

また、様々な工法でより高級感のある仕上がりにすることもできます。
工法については、こちら==>をご覧ください。

2024.06.29

もっと詳しく カバー工法!

カバー工法って何? わかりやすく解説します

簡潔にいうと、現状の屋根材の上から新しい屋根をかぶせる工法のことです。

元々、屋根はルーフィングという防水シートを屋根の下に敷いて雨漏りを防いでいますが、屋根の劣化に伴いルーフィングが傷むと雨漏りの原因になります。

そこで既存の屋根の上にルーフィング(防水紙)を貼り、その上に軽い金属の屋根を張ることで、葺き替え工事をするよりも、古い屋根をはがして処分する手間と費用がかからない安価でエコな工法ができます。

それがカバー工法です。

カバー工法の説明図

昨今「カバー工法」は、短期間に低コストでリフォームできることから人気を集めています。
屋根修理でカバー工法を選定する際には、一般的な葺き替えとどのような点に違いがあるのかを理解しておきましょう。カバー工法では屋根が二重になるのに対し、葺き替え工事は既存の屋根をすべて撤去して新しい屋根に交換します。

カバー工法のメリットは?

1.下地から修理することができる
既存屋根の上に「防水シート(ルーフィング)」を施工した上で、軽量の金属屋根を葺いていきます。
2.仕上げの屋根材の種類を自由に選べる・機能が増す
カバー工法では既存屋根と新しく造り込む屋根で二重になるので、雨音の軽減や断熱効果の向上につながります。
3.撤去・処分費用を抑えられる
古い住宅のスレート屋根には、アスベストが含まれているケースがあります。アスベストが含まれている屋根材は撤去や処分費用が高額になるため、屋根工事全体予算にも大きく関わってきます。一方で、カバー工法を採用した場合、屋根材の撤去や処分が必要ないためコスト面でも安心です。また、屋根が二重になることでアスベスト含有の屋根材を閉じ込めることができるので、周辺環境に影響が出ることもありません。

4.工事期間が短い
工事期間が屋根の吹き替えより短期間で完工できます。

5.機能性(断熱性・防音性)が向上する
機能性が既存の屋根の補修が必要な状態から向上したものになります。

1.下地から修理することができる

既存屋根の上に「防水シート(ルーフィング)」を施工した上で、軽量の金属屋根を葺いていきます。

屋根下地 防水シート

2.仕上げ屋根材を自由に選べる

アスファルトシングル 金属屋根 ジリカニウム石粒
アスファルトシングル 金属 ジリカニウム石粒吹付け

3.撤去・処分費用を抑えられる

古い住宅のスレート屋根には、アスベストが含まれているケースがあります。アスベストが含まれている屋根材は撤去や処分費用が高額になるため、屋根工事全体予算にも大きく関わってきます。一方で、カバー工法を採用した場合、屋根材の撤去や処分が必要ないためコスト面でも安心です。また、屋根が二重になることでアスベスト含有の屋根材を閉じ込めることができるので、周辺環境に影響が出ることもありません。

4.工事期間が短く、費用が抑えられる

既存の屋根をはがす・処分する手間と費用がかからないため、工事期間が屋根の吹き替えより短期間で工事費用も葺き替え工事に比べて安くすみます。

5.機能性が向上する

・防水性を高めることができる
・断熱効果の向上

 カバー工法に使われる屋根材には断熱材が取り付けられ、既存の屋根との間に通気層が形成されるので断熱性能が向上します。夏の最上階(2階や3階)の暑さには効果があります。

カバー工法のデメリットは?

1.屋根の総重量が増える

 既にカバー工法を一度施している場合、その上にさらに屋根材を追加すると、建物にかかる重さがさらに増え、耐震性に悪影響を与えるため推奨されません。

2.採択できない屋根がある

一部の屋根材ではカバー工法での工事ができません。瓦屋根ですと既存屋根が重い&かぶせる屋根を固定することが困難です。トタン屋根なども適しません。

3.屋根の状態によって適さない場合がある

この工法では既存の屋根材や下地の上に新しい屋根を覆うように設置します。その為、既存の下地が腐食などで大きく劣化している場合は、その上に新しい屋根材を直接設置することはできません。

過去に雨漏りの問題があった家は、屋根下地や建物の骨組みに損傷があると考えられます。

このような状態の屋根にカバー工法を用いてリフォームする場合、外からは見えない内部で腐食が進行するリスクがあります。

そのため、過去に雨漏りがあった家では、カバー工法の使用は適していません。

大切なポイント!

カバー工法を行う前には、既存の屋根の状態を正確に把握することが重要です。屋根状態に問題がある場合は、カバー工法で対応することができないため、完全に屋根を取り替える必要があります。また、カバー工法は施工が難しいため、信頼できる工務店を選ぶことが大切です。

失敗を避けるために、あらかじめ当社にお電話いただけると現調とご相談にお伺い致します。

そして、今起きている状況をあらかじめご相談の上、安心してカバー工法を進めることができます。

横浜金子塗装の施工事例も一緒にご覧ください。

カバー工法の施工事例>>>

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