知って得する外壁塗装・屋根工事の豆知識

2024年06月

2024.06.29

もっと詳しく カバー工法!

カバー工法って何? わかりやすく解説します

簡潔にいうと、現状の屋根材の上から新しい屋根をかぶせる工法のことです。

元々、屋根はルーフィングという防水シートを屋根の下に敷いて雨漏りを防いでいますが、屋根の劣化に伴いルーフィングが傷むと雨漏りの原因になります。

そこで既存の屋根の上にルーフィング(防水紙)を貼り、その上に軽い金属の屋根を張ることで、葺き替え工事をするよりも、古い屋根をはがして処分する手間と費用がかからない安価でエコな工法ができます。

それがカバー工法です。

カバー工法の説明図

昨今「カバー工法」は、短期間に低コストでリフォームできることから人気を集めています。
屋根修理でカバー工法を選定する際には、一般的な葺き替えとどのような点に違いがあるのかを理解しておきましょう。カバー工法では屋根が二重になるのに対し、葺き替え工事は既存の屋根をすべて撤去して新しい屋根に交換します。

カバー工法のメリットは?

1.下地から修理することができる
既存屋根の上に「防水シート(ルーフィング)」を施工した上で、軽量の金属屋根を葺いていきます。
2.仕上げの屋根材の種類を自由に選べる・機能が増す
カバー工法では既存屋根と新しく造り込む屋根で二重になるので、雨音の軽減や断熱効果の向上につながります。
3.撤去・処分費用を抑えられる
古い住宅のスレート屋根には、アスベストが含まれているケースがあります。アスベストが含まれている屋根材は撤去や処分費用が高額になるため、屋根工事全体予算にも大きく関わってきます。一方で、カバー工法を採用した場合、屋根材の撤去や処分が必要ないためコスト面でも安心です。また、屋根が二重になることでアスベスト含有の屋根材を閉じ込めることができるので、周辺環境に影響が出ることもありません。

4.工事期間が短い
工事期間が屋根の吹き替えより短期間で完工できます。

5.機能性(断熱性・防音性)が向上する
機能性が既存の屋根の補修が必要な状態から向上したものになります。

1.下地から修理することができる

既存屋根の上に「防水シート(ルーフィング)」を施工した上で、軽量の金属屋根を葺いていきます。

屋根下地 防水シート

2.仕上げ屋根材を自由に選べる

アスファルトシングル 金属屋根 ジリカニウム石粒
アスファルトシングル 金属 ジリカニウム石粒吹付け

3.撤去・処分費用を抑えられる

古い住宅のスレート屋根には、アスベストが含まれているケースがあります。アスベストが含まれている屋根材は撤去や処分費用が高額になるため、屋根工事全体予算にも大きく関わってきます。一方で、カバー工法を採用した場合、屋根材の撤去や処分が必要ないためコスト面でも安心です。また、屋根が二重になることでアスベスト含有の屋根材を閉じ込めることができるので、周辺環境に影響が出ることもありません。

4.工事期間が短く、費用が抑えられる

既存の屋根をはがす・処分する手間と費用がかからないため、工事期間が屋根の吹き替えより短期間で工事費用も葺き替え工事に比べて安くすみます。

5.機能性が向上する

・防水性を高めることができる
・断熱効果の向上

 カバー工法に使われる屋根材には断熱材が取り付けられ、既存の屋根との間に通気層が形成されるので断熱性能が向上します。夏の最上階(2階や3階)の暑さには効果があります。

カバー工法のデメリットは?

1.屋根の総重量が増える

 既にカバー工法を一度施している場合、その上にさらに屋根材を追加すると、建物にかかる重さがさらに増え、耐震性に悪影響を与えるため推奨されません。

2.採択できない屋根がある

一部の屋根材ではカバー工法での工事ができません。瓦屋根ですと既存屋根が重い&かぶせる屋根を固定することが困難です。トタン屋根なども適しません。

3.屋根の状態によって適さない場合がある

この工法では既存の屋根材や下地の上に新しい屋根を覆うように設置します。その為、既存の下地が腐食などで大きく劣化している場合は、その上に新しい屋根材を直接設置することはできません。

過去に雨漏りの問題があった家は、屋根下地や建物の骨組みに損傷があると考えられます。

このような状態の屋根にカバー工法を用いてリフォームする場合、外からは見えない内部で腐食が進行するリスクがあります。

そのため、過去に雨漏りがあった家では、カバー工法の使用は適していません。

大切なポイント!

カバー工法を行う前には、既存の屋根の状態を正確に把握することが重要です。屋根状態に問題がある場合は、カバー工法で対応することができないため、完全に屋根を取り替える必要があります。また、カバー工法は施工が難しいため、信頼できる工務店を選ぶことが大切です。

失敗を避けるために、あらかじめ当社にお電話いただけると現調とご相談にお伺い致します。

そして、今起きている状況をあらかじめご相談の上、安心してカバー工法を進めることができます。

横浜金子塗装の施工事例も一緒にご覧ください。

カバー工法の施工事例>>>

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